貯蓄ではなく学資保険を選ぶ理由

子どもを持つ家庭が学資保険の加入を考えるのは、どの時期が一番多いと思いますか。
実は出産直後、子どもが０歳の間に加入する家庭が一番多いのです。
今は出産後だけでなく、妊娠中から入れる学資保険も増えている時代です。
出産の喜びに浸り、まだまだかわいいだけの赤ちゃんを前に学資保険など考えられないと思っていると、ずるずると加入の時期を逃します。

では、なぜそれほどまでして普通の貯蓄ではなく学資保険を選ぶ人がいるのでしょうか。

学資保険は、実はあまり還付率が良いものではありません。
利率の良い保険会社のものでもおよそ105～110パーセントが平均値です。
100万円積み立てて、利率が良くても105万か110万円しか返ってこないと考えると、学資保険の加入をためらう家庭もあるでしょう。
金利の安い今のご時世では、元本割れする学資保険も出てきています。
それでも学資保険が選ばれるのにはきちんとした理由があります。

学資保険の一番の魅力は保険の支払者に万一のことがあった時のための保証が充実している事です。
親が病気になったり働けなくなったりして子どもの学費を捻出することが難しくなった場合にその効果が発揮されます。
学資保険は契約者が病気や事故などで支払いができない状態に陥った時、毎月の支払いが免除され、満期には最初に契約した金額が還付されるような設定になっているのです。
学費が支払えなくなり子どもが希望の進路に進めなくなるような事態を避けるために加入すると考えれば、学資保険は大変メリットが大きいのです。