学資保険は元本割れするのか？

家庭を持ち、子供が生まれると、将来のお金の事が漠然と気にかかるようになり、子供のために学資保険の加入を検討される方も多いと思います。
学資保険は、将来子供に必要になるお金を捻出するために、子供が幼いうちから、積立をしていき、将来、お金が必要になったときに、お金を受け取るというものですが、昨今の経済状況により、一昔前より、様々な場面で利率が下がり、その結果、学資保険も元本割れしてしまうという状況もないとは言えない時代になってしまいました。

元本割れとは、支払った金額よりも少ない額しか受け取れないことをいいますが、学資保険に加入しようとする人にとって、それでは困ってしまいます。
しかし、絶対に元本割れしないとは言い切れないのです。

最近の学資保険の傾向としては、医療保険などの特約をつけての加入を勧められることが多いです。
しかし、この特約には注意が必要で、一見お得のように見えても、特約に、補償などがついている場合、そこでお金が発生してしまいますので、実際に受け取れる金額は減ってしまうことになります。
実際に払い込む金額に対して、受け取る金額がどの程度かということを、返戻率といいますが、この返戻率が高ければ、高いほど、支払った金額に対して多くの金額が受け取れるということになりますので、加入する際には、この返戻率をポイントに、比較検討されるとよいでしょう。

元本割れしない学資保険は、基本的には特約のつかない学資保険１本というような形のものが多いので、特約を付ける際には、ご自身の将来をしっかり見据えて、必要なものだけ、つけるようにしましょう。